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2023年12月8日

悩み中のパパ・ママ必見!子どもの心が育つほめ方・叱り方

子育てをしていて、ほめるのは簡単。
でも、叱るのはとても難しいと感じたことはないですか?

実は、ほめ方には2種類、叱り方にも2種類あるんです。
その声かけの方法により、お子さんの心の育ち方が変わります。

また、子ども時代に受けた、ほめ方・叱り方によって、考え方の癖がつき、それはずっとその子の人生に影響を及ぼすことになります。

それでは、どんなほめ方・叱り方が、健全な心を育てるのでしょうか?

年間1.2万人が受講する、1歳から高校生までのキッズダンス専門
Ti-ccha(ちっちゃ) KID’S DANCE SCHOOL 校長であり、チャイルドコーチングアドバイザーTi-cchaより、ご紹介させていただきます。


▼「ほめ方」しかり方」4つの方法▼

ほめ方① 結果以外にも目を向けてほめる

ほめ方② 「ありのまま」をほめる

ほめ方のまとめ

叱り方① 「あなたが大切」を伝えて叱る

叱り方② 言い換えて叱る

叱り方のまとめ

 

ほめ方① 結果以外にも目を向けてほめる

「運動会で1位になれて、すごいね〜」
「テストで100点とれて、すごいね〜」

ご家庭でよく言われる言葉ではないでしょうか?
これ自体は決してダメではないのです。

お子さんの健全な心を育てるために、さらによりよい声かけは、

「運動会で1位になれて、すごいね〜よくがんばったね!」
「テストで100点とれて、すごいね〜日ごろ勉強がんばっている成果が出てよかったね!」

子どもたちは素直なので
「すごい」→自分はすごいんだ!
と思ってしまい、それが続くと慢心から努力をしなくなる心配もあります。
上記のように、努力やプロセスを一緒にほめてみましょう。

そうすることで、「努力をすると、いい結果が伴うのだ!」という成功体験につながります。


気をつけるべきなのは、「1位になれなかった時」「100点をとれなかった時」など
【ありのままの状況をほめられない時の声かけ】です。

どんなやりとりのケースがあるか、一緒に振り返ってみましょう。

例えば、お子さんが何かをやった結果の順位についての会話です。
「3位だった。」

あなたなら、どんなふうに返答しますか?

「もっとがんばって、1位をとれるようにしようね。」
「4位じゃなくてよかったね。」
「なんで1位になれなかったの?」

チャイルドコーチングアドバイザーの私の回答は、どれも当てはまりません。

その理由は、

「もっとがんばって、1位をとれるようにしようね。」

1位にしか、価値はないのでしょうか?


「4位じゃなくてよかったね。」

4位の子は、お子さんのお友だちではないでしょうか?
人を下に見るような声かけになっていませんか?


「なんで1位取れなかったの?」

理由を知りたい。一緒に考えたいというのは理解できるのですが、脅迫めいた言い方になってしまっていませんか?


それでは、なんと声をかけたらいいのでしょうか?
私は、こんな風に会話をします。

子ども
「3位だった。」

パパ・ママ
「3位で、どんな気持ちになったかな?」

子ども
「悔しかった。」

パパ・ママ 
「そうか! 悔しかったのか!! 悔しい経験は大事だよ! いい経験をしたね! 次は、何位になりたいのかな?」

子ども
「1位になりたい!!」

パパ・ママ
「次は1位が目標なんだ! いいことだね!! 1位になるためには、どんなことをがんばったらいいんだろうね。」

このような会話です。

まずは「悔しい気持ち」を経験した我が子を讃え、「次の目標」を自分で決められるように誘導します。
そして、一緒に、今後どんなところをがんばったらいいか、会話をしていくのです。

するとお子さんは、「悔しい気持ちを経験して評価された」「次の目標を立てたことを評価された」という2点で、自己肯定感を高めることができます。


続いて、テストの点数での例です。

「70点だった…。」

あなたなら、どんなふうに返答しますか?

「なんで100点取れなかったの?」
「平均点は何点だったの?」
「70点だったら、いいほうじゃないの?」

先程と同じように、この会話がお子さんに与える影響を見てみましょう。

「なんで100点取れなかったの?」

100点にしか、価値はないのでしょうか?

「平均点は何点だったの?」

クラスの平均点とお子さんの点数に、どれくらいの差があるのか確認してみるというのは、大人として冷静な判断ですよね。ただし、会話の中での順番を考える必要はあります。

「70点だったら、いいほうじゃないの?」

根拠はありますか?


私なら、こんなふうに返事をします。

子ども
「70点だった..。」

パパ・ママ
「今回は難しかったの? 簡単だった?」

子ども
「難しかった..。」

パパ・ママ
「今回のテスト、平均点は何点だったの?」(会話の冒頭に聞かないようにします)

子ども
「75点。」

パパ・ママ
「そっか…平均点より下だったんだね…どんな気持ちになった?」

子ども
「悔しかった…でも、難しくてわからなかった。」

※この後は、先程のケースと同じように、うまくいかなかったことも大事な経験だということや、次の目標について会話をすすめると、自己肯定感につながります。


ほめ方について大切なのは、
【結果をいい形で出せた時だけほめない】
ということなんです。


いい結果が出ない時だってあります。

「悔しかった…でも、難しくてわからなかった。」
こんなふうに落ち込んでいるお子さんが、過去に「できた時だけほめてもらっていた」のであれば、この瞬間、自己肯定感が低い状態になっています。

この状態が続くと、

「いい結果を出さないと、ほめてもらえない」

そんな感情から、ほめてもらうために、ついがんばりすぎてしまうことがあります。
がんばりすぎの状態が過剰になると、自分のキャパシティーを超え、バーンアウトを繰り返したり、精神的に不安定な状況を作ってしまう可能性も考えられます。

では、どうしたらいいのでしょうか?

1 プロセスをほめる。
1位や100点だけをほめず、そこまでのプロセスを認めてほめるようにします。

2 経験から生まれた感情をほめる。
いい結果でなかった時は、「悔しい気持ちを感じた」など大事な経験をしたこと、そこから生まれたやる気などをほめるようにします。

3 子どもの心に寄り添い、安心できる関係づくりをする。
うまくいかなくて、お子さんが落ち込んでいる時もあります。
お世辞でほめても、響かない時もあります。
そんな時は「いつでも話を聞くからね。」そんなふうに伝えることで、ほめてもらったのと同じくらいお子さんが安心できて、うれしい気持ちになれるかもしれません。

 

ほめ方② 「ありのまま」をほめる

ほめ方①では、何かができた(できなかった)時のほめ方について述べました。

②では、「ありのままのお子さんをほめる」方法をお伝えしていきます。

実は、この「ありのまま」をほめてもらっている子が、一番心が安定して自己肯定感が高いのです。
そのようなお子さんは、自分で目標設定ができますし、難易度の高いチャレンジも恐れません。

では、どんな声かけをしたらいいのでしょうか?

「おはよう! 朝早く起きられたね! 」

「元気なごあいさつだね! 気持ちいいね!」

「宿題ちゃんとできたんだね! バッチリだね!」

「手伝ってくれてありがとう! 助かるよ!」

「今日も1日よくがんばったね! おやすみ。」

こんな感じです。

「いつも言っている!」と思われた言葉はありましたか?

これらは、お子さんのふだんの生活の中で伝えられる内容です。

中には逆に、
「毎日怒ることばかりで…。宿題はしない。夜ふかしする。寝坊する。ありのままをほめるなんて、うちの子の日常、ほめることがありません。」

そう感じてしまっている親御さんはいらっしゃいませんか?

でも、本当にそうでしょうか。
「今日も元気に過ごしてくれて、ありがとう!」

一度、こんな気持ちになってみませんか?

親御さんは、大切なお子さんを、しっかりしつけをして育てたいとがんばっておられることと思います。

一方で、しつけとは叱ることだけでなく、大人になる過程で必要なことを、親として子どもに伝えることだと思います。

「今日もあなたが、元気にここにいる。」

そんな幸せを大切に思うことで、お子さんに伝える言葉が、少し変化するかもしれません。


▼ほめ方のまとめ▼

ーありのままをほめるー

こうして育ったお子さんは、とても心が安定しています。

逆に、何かできた時だけ「すごい!」とほめられてきた子は、何か困ったことがあったときに、自分の心をコントロールするのが苦手な傾向にあります。

できた時もできなかった時も、これまでの過程をほめられて育った子は、努力する楽しさを知っていますし、挫折してもまたチャレンジできる子が多いです。

ほめ方次第で、こんなにも効果が違うのです。

言葉ってすごいですね!

 

叱り方① 「あなたが大切」を伝えて叱る

 

何かができていないために叱る時、こんなことはありませんか?


「テストの成績が悪かったから、外に遊びに行かないで部屋で反省していなさい!」
「宿題を忘れてばかりだから、今日のおやつは抜きです!」

 

もっと強い言い方では、こんな場合もあるかもしれません。

「好き嫌いをしてご飯を食べない子なんて、お母さんはもう知りません。」
「お母さんの言うこときかない子は、もううちの子じゃありません。鬼に迎えに来てもらいます。」

それぞれのケースは、「できないとお子さんが困るから、無理矢理言うことをきかせる」状態ですね。

チャイルドコーチングアドバイザーとして、この方法は、絶対におすすめしません。

お子さんの健全な心が育たないからです。

では、親御さんはどうしてそんな言い方をしてしまうのでしょうか?

理由を見つけるために、親御さんの子ども時代を思い出してみてください。
こんな言葉で育ってきていませんか?

子育てのスタイルは、親子3世代まで受け継がれると言われています。

ご自身のお父さんお母さんから受けてきた子育てのスタイルを、無意識にご自身のお子さんに伝えているのかもしれません。

言うことをきかせるために

  • 困らせる
  • 取り上げる
  • 禁止する
  • 寂しがらせる

「負の感情を味わいたくないのであれば、言うことを聞きなさい」と強制しているのです。

文章で見ると、健全ではない行為だということが伝わるでしょうか?

ただし、しつけの場面では、親御さんも感情的になることもあります。冷静な判断や声かけができない時もある、というのは、同じ子育て中の親として、私もとても共感します。

では、どうしたらいいのでしょうか?

まずは、情報として知っておいてください。

「負の感情を与えることで、(強制的に)言うことを聞かせるのはよくない」ということを。

なぜいけないかと言いますと、子どもの心が不安定になるからです。

人は、心が安定している状態であることで、目標を持ち、努力をしたり、自己実現のために成長できたりします。

しかし、

  • 食べ物を与えられない
  • 自分の身の危険を感じる
  • 親からの安心を得られない

このような状況にある場合は、心の不安定さが生まれます。

子どもたちは、見たり感じたりしたそのままを受け入れる傾向にあるので、
「叱られる=お父さんお母さんは自分のことがきらいだからだ」と思ってしまったりします。

そして、そのストレスの結果として、叱られるような行動につながる時もあるのです。

 

私のおすすめの叱り方は、

「あなたのことが大切だから、今から『してはいけないこと』を伝えます。」
「あなたが大人になった時に困らないように、『してはいけないこと』を伝えます。」

このように冷静に、「叱るのはあなたのことを想っての行動だ」ということを、会話の冒頭に伝えるとよいでしょう。


叱るのはパワーもいりますし、親御さん自身も、できればしたくはないはずです。
「それでも叱るのは、あなたのことが大切だからだよ」という気持ちを伝えることで、叱る時の状況は一転する場合がありますよ。

ただし、「道路に飛び出した」「友だちに暴力をふるった」など、緊急性の高い場合は、瞬時に叱らなくていけないこともあります。

その場合、あとから「さっき叱ったのはね……」と、落ち着いて理由を伝えてあげる時間があると、お子さんの心が不安定になることが避けられます。

また、叱られ慣れていないお子さんは、大きな声に非常に敏感なので、叱ったあと、お子さんが理解した様子であれば、しっかり抱きしめて愛情を伝えてあげるのもおすすめです。

 

叱り方② 言い換えて叱る

 

お子さんに、無意識にこんな言い方をしてしまっていることはないですか?

「じゃまだから、そこどいて」
「うるさいからあっち行ってて」
「本当、何をしてもあなたはできない子だね」

こんな言葉は、とても傷つきます。

そして、自己肯定感をとても下げてしまいます。

子どもたちは、ご家庭でも学校でも、「相手の気持ちを考えましょう」と教育を受けているはずです。

しかし、大人のほうが、このような言葉を無意識に使い、お子さんを傷つけてしまっているかもしれません。

ほめる時は「ありのままほめる」のはいいのですが、叱る時は「ありのまま」ではダメなのです。

たとえば、こんなふうに言い換えてみてはどうでしょうか。


「じゃまだから、そこどいて。」

「ここは通り道だから、違うところに移動できる?」

「うるさいからあっちいってて。」

「もう少し小さな声で会話できる? 難しかったら、他の場所に移動しようか?」


「本当、何をしてもあなたはできない子だね。」

「難しかったね。どうしたらできるか一緒に考えてみよう。」


「いやいや、毎回そんなていねいに言えないよ……」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そういう方は、じっくり考えてみてください。

そこにいるだけで「じゃまだ」と言われるお子さんの「悲しい気持ち」。
元気に楽しく過ごしていると「うるさい」と言われる「残念な気持ち」
がんばっているのに「何もできない」と言われる「悔しい気持ち」。

すべて、自己肯定感を下げるきっかけになってしまいます。

自己肯定感が低いと、「自分は何をやってもダメ」と思い込み、目標を持つことが難しくなり、日々を生き生きと過ごすことに、しんどさを感じることがあります。

その反面、自己肯定感が高い子は、「ありのままの自分でいいのだ」と思える、安定した心があるので、目標を定め、積極的に物事に取り組めるのです。

 

▼叱り方のまとめ▼

ほめる時にかける言葉以上に、叱る時にかける言葉で、心の育ち方が変わります。

  • 負の感情を与えることで、言うことを聞かせる。
  • ありのままの存在を否定する。

この叱り方は、いけないことだと知っていただきたいです。

「宿題をしない」「忘れ物ばかりする」など、叱られる時にはどんな理由があるか、親子で一緒に考えられると素敵ですね。

「叱るのは、あなたのことが大切だからだよ」と、お子さんに理解してもらえたら、子どもたちは非常に素直で順応性もありますので、自分の行動を改めようと努力します。

そんなお子さんの力を、ぜひ信じてあげてくださいね。


このコラムと出合ってくださったご家族に、笑顔が増えますように…。

 

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